多汗症外来
①脇汗が過剰に多く、日常生活に支障がある場合の方がその治療の対象となります。
②わきが臭に深刻に悩んでいる方が治療の対象となります。
多汗症は、過剰な発汗が起こる病気であり、通常はワキ、手のひら、足の裏などの局所的な部位に現れます。
この病気は、暑さや、ストレスや緊張などの要因によって引き起こされることがあります。
当院の多汗症の治療法は、高周波ラジオ波治療器を使用し寛解する治療です。
①高周波ラジオ波(radio Frequency)治療法
200μmの極細(マイクロ)絶縁ニードルを皮下に刺入し高周波を皮下に導入します。
刺入する深度を、0.5~3.5mmの深さまで調節しながら皮下に刺入して、多汗症の原因となるエクリン腺、アポクリン腺に高周波を照射してエクリン腺、アポクリン腺を損傷していきます。
通常1回の治療から、その治療効果が実感できます。
②わきが臭も、その主原因である、アポクリン腺を損傷させて、治療していきます。
1回目の治療から、その効果が実感できると思います。
料金
1回目40,000円 2回目35,000円 3回目以降30,000円
その他のワキ汗の治療法
ワキの多感症の治療方法には、下記のようなものがあります。
塗り薬(外用薬)
塩化アルミニウムなどを有効成分とするお薬や抗コリン作用を有するお薬を、わきの下に塗ります。
注射薬(ボツリヌス療法)
交感神経から伝達される汗を出す信号を、注射薬でブロックして、過剰な発汗を抑える治療法です。
薬はワキに直接注射します。
ボツリヌス菌が作る天然たんぱく質を有効成分とするお薬が使われます。
『どれくらい汗が気になるか』『どれくらい日常生活に支障があるか』といった基準によって、健康保険が適用される場合があります。
飲み薬(内服薬)
抗シリコン薬や漢方薬が多汗症の治療薬として承認されています。
塗り薬や注射薬と異なり、広い範囲に効果を及ぼすことが特徴です。
専門家による治療指針(診療ガイドライン)では、乗り薬・イオントフォレ-シス※
・注射薬で治療効果が見られない場合や、これらの治療を実施できない場合に試みてよい治療と位置付けられています。
※イオントフォレーシス:発汗部位を水道水に浸し弱い電流を流して、発汗を抑える治療法。